ネットプリント「とこしえナイト7」を発行しました。
現実のカレンダー上では6月ですが僕が5月だと思えば5月になるのです。
ここはそういう箱庭ですから。
◇内容◇
・自選 8首
・犬の短歌 4首
・夜の短歌 4首
・日記・友人について 1首
◇プリントについて◇
セブンイレブンのマルチコピーより印刷できます。
ネットプリントを選択→予約番号を入力→指示に従ってプリント
プリント予約番号:LJC332KG
価格:20円
期限:1週間(2022/6/11まで)
とこしえナイトは月に1度発行できるように頑張りながら1年間続ける予定のネットプリントです。同じテーマで作り続けると作歌がどう変化していくかを観察する実験でもあります。永遠に夜を終わらせないぞという気持ちでやって参ります。
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現実なんぞ生きとうないわいと虚構に向かって走り続け、大学生の頃には三十歳までに死んでやるわいと意気込んでいたものの自殺に失敗しその後だらだらと生きてきていよいよ三十歳も目前となった。
子供のころ憧れていたぬ~べ~こと鵺野鳴介が作中で二十五歳だったことを思い出し、俺は一体何なんだと毎日天井に向かってぶつぶつと独り言を漏らすばかりである(調べたら今は地獄先生ぬ~べ~NEOがやっているらしい)
とにかく静かに暮らしたいという思いから、ひそかに労働撲滅運動を企ててはいるものの働かなくては生きていけない。へらへらやっていきたいぜと思っていたが残念ながら僕にはへらへらやっていく才能がないので、働き蟻としての使命を全うする日々だ。会社からは今後のために人を指導していくように…と言われ元気よくはい!と答えたものの、すぐに元気をなくして先輩に今後なんかないんですよ。僕はもうやっていけないと思いますと言った。先輩からはやめるなら私の方が先だから大丈夫だよという謎の励ましを受け、やめないでくれ!行かないでくれ!一人にしないでくれ!ただでさえ同期が全員辞めてしまったのに!!と思いながらも、元気よくはい!と返事をした。
大人になってから「やっていくしかない」という感情に縛られていて、嫌だなと思いながらもそれ以外にないような気がしてならない。やっていくしかない。いつになったら安心することができるのか。早く旅に出たり思い切り泣いたり笑ったりしたいぜと陰鬱な面持ちで音楽を聴き、精神の安定を図っている。
そういえば、こないだフェスに行って初めてくるりを生で見た。
生きているとこういうこともあるものだよと昔の僕に言ってやりたい。
それでは。
おやすみなさい。